こんにちは

アセンションパン屋@店長マサトです。

 

今回は、全粒粉パンの魅力について

現役パン屋の店長が語っていきたいと思います!^^

 

・パンは好きなんだけど、パンは太りやすいっていうし

あまりたくさん食べられない。。。。

・パンを食べると便秘になりやすいってホント?

・ダイエットしたいけど、パンが食べたい

 

という方は多いと思います。

 

まずは今回も結論から

 

全粒粉パンは食物繊維、ミネラルが豊富なので

食べると体質的に快調になる場合があるが

無農薬全粒粉を使用したパンを選ぶ必要がある。

 

 

ということです。

要は、全粒粉パンは体にいいけど、無農薬の小麦で焼いた

パンを選ぼうね。

ということです。

 

解説していきます。

 

全粒粉とは

まず、全粒粉とは

 

小麦についている胚乳、外皮、胚芽という

すべて除かずに、粉にしたものです。

 

小麦の構造は、胚乳、外皮、胚芽に分かれているので

それをすべて使用したもの。

玄米みたいなイメージですね。

 

なので、小麦の栄養素がふんだんに入っているので

普通の強力粉や、薄力粉よりも体にいいとされています。

 

小麦の構造

 

胚乳=小麦粉の83%

糖質、たんぱく質が主成分です。

 

外皮=小麦粉の15%

食物繊維が豊富な部分

 

胚芽=小麦粉の2%

ミネラル、ビタミンなどが豊富

 

 

というようになっています。

全粒粉は、小麦の外皮、胚芽部分まですべて

粉にしているので、食物繊維やミネラル、ビタミンの栄養素が

たくさん含まれています。

 

 

便秘解消

全粒粉には、普通の小麦粉として使われる

強力粉と比べると、食物繊維の量が

4倍も多いのです。

100g中の全粒粉の食物繊維は11,2gとされているので

なんと、ゴボウは100gあたり食物繊維が5,7gなので

全粒粉の方がゴボウよりも食物繊維が多いのです。

 

なので、便秘気味の方や、肌があれる方、ダイエットを

したい方や、血糖値のコントロールをしたい方は

食物繊維を豊富に含んだ全粒粉パンを食べることがおすすめです。

 

 

血圧を下げる

全粒粉は、カリウムの量が豊富です。

カリウムは、血圧を下げる効果や、むくみ防止、筋肉機能を調整する

効果があります。

カリウムは、不足すると筋力低下や

脱力感、食欲不振になったりするので、日常から摂取するすることで

パフォーマンスを維持しやすい体になります。

 

 

貧血防止に

全粒粉には鉄分も多く含まれています。

100gあたり、3.1mgですので

女性の一日の鉄分摂取推奨量は

6.0g。

全粒粉パンを食べながら、補うことができるんですね。

 

疲労回復

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全粒粉パンは、外皮、胚芽を含んでいるので

そこにはビタミンB群を多く含みます。

ビタミンB1が豊富に含まれていて

疲労回復に有効な栄養素です。

身体のエネルギー循環、活力のサポート食品になる

優れものです。

 

ダイエット効果

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上記すべての項目が、そもそもダイエットに直結するのですが

ふわふわなパンに比べて

全粒粉は食べ応えがあります。

そうすると、咀嚼回数が増えますので

満腹中枢が刺激され、満足度が上がります。

また、小麦本来の味が楽しめるので

噛めば噛むほど小麦の美味しさが引き出され

風味豊かな味わいを楽しむことができます。

真っ白なパン、ふわふわのパンもおいしいですが

どうしても砂糖や味付けがされていて、

砂糖や甘味料の美味しさ、という添加されたものの

甘みを感じます。

 

ですが、全粒粉パンは、その小麦粉、材料の本来の味を楽しむ

ことができますので、パンの本当の美味しさを

得ることができます。

 

 

また、全粒粉は低GI食品としても知られています。

 

GI値とは、特定の食品を食べた際に、

血糖値の上昇具合を示すものです。

高GI値の食品ほど、消化吸収が早く、腹持ちが悪い。

一方、低GI値の食品ほど、消化吸収が緩やかで

腹持ちがいいのです。

 

パンで言うと、普通の強力粉で作った食パンのGI値は90とされているのに対して

全粒粉パンはGI値が50とされていて

腹持ちがよく、ダイエットにも最適といえます。

 

 

農薬の注意点

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こんなにメリットのある全粒粉パン、

さっそく買いに行かなくちゃ!

って思いますが、一つ落とし穴があります。

それは、

 

全粒粉パンを選ぶときは無農薬の小麦粉を使用している

物を選ぶ必要があります。

 

 

その理由として

小麦は基本的には

 

プレハーベスト=収穫前農薬散布

ポストハーベスト=収穫後農薬散布

 

といって、二度、小麦粉に農薬を散布します。

 

安い小麦粉などは、ほとんど農薬が使われていますし

外国産の小麦は特に、輸出の際に虫がわかないように

大量の農薬が使われています。

なので、全粒粉は外皮もすべて粉にする、ということで

栄養素も高いのですが

外皮には一番農薬が付いているのですね。

 

なので、健康にいいからといって

全粒粉を食べていると、外皮についた農薬も

一緒に食べてしまうことになります。

こうなってしまっては、健康増進とか言っている場合ではありません。

 

なので、

全粒粉だから体にいい!

という前に、全粒粉パンを食べるなら

絶対に無農薬、オーガニック全粒粉のものを

食べるようにしましょう。

 

ですが、日本ではまだまだオーガニック小麦の認知度が

低すぎます。

え、無農薬小麦ってあるの?

という認知レベルで、これは政府が情報規制をしているのか

と思うのですが

日本は大量の小麦を外国から仕入れています。

 

本当は日本国内で賄える量は充分あるのですが

対外関係で、交渉として買っているという点があると思います。

 

そして、外国から入ってくる小麦粉は

ほぼもれなくポストハーベスト農薬が散布されています。

オーガニック小麦粉の存在もあるのに、スーパーではなかなか

売ってないですよね。

消費者のみんなが、オーガニック小麦粉ばかりを買うと

大量に入ってくる小麦粉が売れない。

 

なので、情報を隠して、小麦粉の実態をわからないようにしていると、

パン屋としては思います。

いや、パン屋でも気にしていないパン屋が多いと思います。

 

やっぱり原価を抑えて、安く作れるところはそうする、というのが

商売の基本ですから。

ですが、ちょっと調べれば小麦粉の実態というのは見えてきます。

 

自分の子供に食べたさせたいパンか、どうか。

というのが、一つの判断基準でもあると思うのですが

パンを食べるなら、

 

せめて国産小麦100%のもの。

できれば、無農薬小麦のものを。

 

そして、全粒粉パンの原材料はこの2点を満たしているもの

と覚えていただけるといいかなと思います。

 

無肥料無農薬古代小麦

小麦を食べて不調が起こる?グルテンフリーその前に!品種改良をしない本物の小麦「古代小麦」を選ぶメリット

という風に、ネットではちゃんと売られています。

 

まとめ

ダイエットに、体質改善に、そしておいしい食事のために。

毎日食べるパンだからこそ、そのパンには注意が必要です。

日本人は特に「ふわふわ」「もちもち」が好き。

という印象がありますが、本当にそうでしょうか。

人間というのは、実は簡単に洗脳されます。

テレビやマスメディアから、

「ふわふわ、もっちもちでおいしい~!」

というCMを見たことで、

そうか、それがおいしいんだな。

と認知します。

 

「美味しい」という味覚の常識も、コントロールされているかもしれません。

ですが、人間の本来の機能には

自然界のピュアなものが美味しい

と感じる機能がちゃんと働いています。

見た目は素朴で、ふわふわではない、噛み応えがある、

茶色っぽくて見た目も地味、、、、

というものでも、本来の体は喜んでいます。

そういう、体感をもっていってほしいとも思います。

 

パン屋の店長としてできることは

より皆様のパン食のサポートをしていけるように

健康的で美味しいパンを焼いていくこと。

そして、正しい情報をこのように発信していくこと。

それによって、より豊かで健康的で、幸せな人生を歩んでいけると

思います。

 

まずはパン食から、少しずつ。

食が変われば、性格が変わる。

性格が変われば、人生が変わる。

深みのある、密度の濃い生き方を楽しんでいきましょう。

 

今回も、最後までお読みいただき

ありがとうございます。

 

アセンションパン屋@店長マサト

http://hamunder.com/